MR-K500(中型生産機: ~4.5t/day)

処理能力「5t/day未満」シリーズで、最もポピュラーな中型生産用のハンマークラッシャー系衝撃式粉砕機。
中型と言えど、ハンマーはもちろんのこと、内部のあらゆる消耗部品にも当社最高級の耐摩耗材を余すことなく使用しました。そのため、摩耗の激しい原料の粉砕には最適です。
また国内トップシェアを誇る高品質人工砂生産のノウハウをそのまま受け継ぎ、自由な粒度調整や、優れた粒形(角がとれて丸みを帯びた形になり、製品を握っても痛くありません)の製品生産が可能です。
陶器・陶磁器(セラミック)、貝殻、瓦、ガラス、スラグ、鋳物砂(再生処理の前工程)、活性炭、内外装建材、タイル、人造大理石など、リサイクル(資源として再活用できる状態に粉砕する)を目的とした用途を中心に、幅広い分野でご利用頂いております。
まさに「このクラスにして最強のハンマークラッシャー」、それがMR-K500です。

特徴

1. 高品質な製品を生産

国内トップシェアを誇る乾式製砂設備の高品質人工砂生産のノウハウをそのまま注入。
「ハンマーによる衝撃粉砕」、「反発板による摩砕」、「粉砕室内での粒子間粉砕」を同時作用させ、自然界で長い年月をかけて石(原石)が砂に加工されていく「砕く・揉む・磨く」という工程を粉砕室内で再現しました。
このことにより「粉砕と整粒の一体処理」が実現し、製品は角がとれて丸みを帯びた優れた粒形となり、高品質な製品を生産することができます。

2. 自由な粒度調整と圧倒的な粉砕効率

ロストル

粉砕室内の製品排出部にロストル(スリット状のスクリーン)を設置。目開きの異なるロストルに交換することにより、自由にご希望の粒度が得られます。
また投入した原料は、ロストルを通過できる粒度になるまで粉砕し続けられるため、1回の粉砕で投入量のほぼ全量がご希望の粒度になるという圧倒的な粉砕効率を達成。何度もリターンする必要がなく、無駄なランニングコストを削減します。

3. 万全の耐摩耗対策で大幅なコスト削減を達成

ハンマーや反発板などの主要消耗部品には、摩耗が激しい鉱物用の大型粉砕機に使用しているものとまったく同じ特殊耐摩耗材を使用。中型機だからといって妥協はせず、万全の耐摩耗対策で、ランニングコストを大幅に削減します。
またハンマーについては、使用条件や対象物などによって最適なご提案ができるよう、複数種類をご用意しております。

ハンマーラインナップ
【ハンマーC(標準ハンマー)】
耐摩耗の特殊鋳鉄製ハンマー。
【ハンマーCSL】
耐摩耗レベル最高クラスのセラミック製ハンマー。
ガラス、珪石(硅石・けい石)、鋳物砂などの超硬質原料に最適。
・最大投入塊目安: -8mm
【ハンマーSH】
耐摩耗レベルが高く、ハンマーCSLと比べて耐衝撃性にも優れる超硬製ハンマー。
岩石(砕砂)に最適。
・最大投入塊目安: -13mm
【ハンマーEEC】
抜群の破砕比を誇る大塊処理用の大型ハンマー。
特殊鋳鉄材を使用し、耐摩耗対策も万全。
反転タイプで、経済的なだけでなく、シビアな粒度を求められる場合に最適。
・最大投入塊目安:-50mm
※ハンマーEECはシャフト部への取付方法が他のハンマーと異なるため、他のハンマーへ変更する場合にはシャフト部を含めた変更が必要です。

※最大投入塊サイズは、投入原料によって異なります。

4. 安全対策と環境配慮

ハンマーの大きさ比較

消耗部品を小型・軽量化することで交換作業を容易にし、事故発生リスクを軽減しました。
低振動・低騒音で、さらに集塵機(オプション)を取り付けることで、粉塵の発生を防ぐこともでき、環境への配慮も万全です。

振動および騒音の参考値(無負荷時)
項目 dB(Aスケール)
振動値 50~55
騒音値 73~78

※地質、基礎条件、地形、構造物の有無などによって異なります。

仕様

モーター 7.5kw~11kw、3相200V
処理能力 ~4.5t/day(~約550kg/h)
外形寸法(mm) W920×D1650×H912

※仕様は予告なく、変更する場合があります。
※処理能力は、投入原料やロストル目開きなどの条件によって異なります。

用途例

  1. 資源リサイクル用
    陶器・陶磁器(セラミック)、貝殻、瓦、ガラス、スラグ、鋳物砂、活性炭、内外装建材(レンガ、ブロック、スレート、人造大理石)、ダライ粉など
  2. その他あらゆる細粉砕用

粉砕例

陶器くず

硝子

カキ殻(焼成)

ホタテの貝殻(焼成)


セメント瓦

廃ガラス(ビンガラスくず)

ガラス瓶

ブラウン管テレビ全面ガラス(CRTパネルガラス)

スラグ

鋳物砂(再生処理の前工程)

くず石

レンガブロック

スレート片

活性炭

金属シリコン

導入事例: 廃瓦リサイクルプラント

不良品の廃瓦
再生された製品

瓦の窯元であるA工業所は、製造過程で発生する不良品を、瓦の原料に再生したり建材としてリサイクルするため、MR-K500を中心とした廃瓦リサイクルプラントを導入した。
同社で製造する瓦は高温で長時間焼くことで硬くて高い品質を保持していたが、高温のため歪みも大きく全体の約2%が不良品となっていた。この不良品の処分(従来は処理場に埋め立て)の見直しを数年前から検討していた。
粉砕された廃瓦は、最終工程で数種類の粒度にふるい分けられる。粉状のものは再び瓦の原料となり、その他粒度によって壁材や道路舗装材など様々な用途で2次利用している。
瓦の原料として再生できる割合は「2~3割」との想定だが、何より「自社から産業廃棄物を出さない循環型システムを構築することこそが最も重要」と考えている。

ふるい分けされた製品
-5mm
5-10mm
+10mm

廃瓦リサイクルプラント