“乾式”製砂ユニット SUN
天然砂に限りなく近い砕砂を
低コストで安定的かつカンタンに生産したいなら
『乾式製砂機ユニット SUN』
それに海砂や川砂を使っていた生コンユーザーに、乾式の砂はウケないんだよね。
「乾式で湿式の砂」を作ることも、SUNなら可能だよ!

詳しく教えてよ!
“SUN“で売れる砂を作りませんか?
どこで売ってるのこの砂?
この砂にブランド名をつけて売るのも一つの方法だよね
本当にこんな砂ができるんですか?
SUNで作った砕砂は、
低コストで安定的な高品質コンクリートの生産を可能にします。
そのため、
もし貴社がSUNで砕砂を作ったら、
貴社のお客様(生コン会社様)は、貴社から砕砂を購入することで生コン製造コストを抑えることができ、
より利益を上げられるようになります。
だから、
貴社がSUNで砕砂を作ったら、
貴社から砕砂を購入したいというお客様が増えて、
どんどん砂が売れるようになるでしょう。
SUNで売れる砂を作りませんか?
SUNによる砕砂でのコンクリートに関する試験データ
一般的に、砕砂は天然砂と比べて粒形が悪く、さらに「乾式」砕砂は微粒分が多いとされています。
粒形が悪く、微粒分が多い砕砂を生コン材料として使うと、良質な天然砂を使った場合と同程度のスランプや強度を達成するのに、単位水量が多くなってしまいます。
一方で、SUNによる砕砂は、JIS規格よりもはるかに粒形が優れており、さらに乾式にも関わらず微粒分量が少ないのが特徴です。
製品粒度もJIS規格の粒度分布に適合するようにカンタンに調整でき、その変動範囲もFM値で±0.1と安定しています。
まさに天然砂に匹敵する品質と言えます。そのため、SUNによる砕砂を使って製造されたコンクリートのスランプや強度は、良質な天然砂を使った場合と同程度の単位水量で得ることができます。
W/C (%) | 細骨材 の種類 | 単位量(kg/㎥) | スランプ (cm) | 曲げ強度 (N/mm2) | 圧縮強度 (N/mm2) | |||
セメント | 水 | 28日 | 7日 | 28日 | 91日 | |||
45 | 天然砂 | 409 | 184 | 18.0 | 6.31 | 38.5 | 47.1 | 50.7 |
SUN砕砂 | 416 | 187 | 17.5 | 5.98 | 33.5 | 48.6 | 50.0 | |
一般的な砕砂 | 456 | 205 | 17.5 | 5.94 | 32.9 | 45.1 | 51.5 |
コンクリート強度は水セメント比によって決まるので、単位水量が多くなると、それに比例してセメント量も多くなります。
セメントはコンクリート材料の中で最も高コストなので、単位水量が多くなるということは、それだけ高コストなセメント量が多くなり、結果としてコンクリート製造コストが高くなってしまいます。よって、一般的な砕砂を使った場合のコンクリート製造コストは高くなります。
しかし、SUNによる砕砂を使えば、単位水量は天然砂の場合と同程度で済むので、コンクリート製造コストも天然砂を使用した場合と同程度に抑えることができます。
W/C (%) | 細骨材 の種類 | セメント (10.8円/kg) | 細骨材 (1.87円/kg) | 粗骨材 (1.67円/kg) | 生コン 製造コスト | |||
kg/㎥ | 円 (A) | kg/㎥ | 円 (B) | kg/㎥ | 円 (C) | 円/㎥ (A)+(B)+(C) | ||
45 | 天然砂 | 409 | 4,417.2 | 737 | 1,378.2 | 957 | 1,598.2 | 7,393.6 |
SUN砕砂 | 416 | 4,492.8 | 729 | 1,363.2 | 949 | 1,584.8 | 7,440.8 | |
一般的な砕砂 | 456 | 4,924.8 | 666 | 1,245.4 | 957 | 1,598.2 | 7,768.4 |
※経済調査会調べの主要資材価格を参考としています。なお、混和剤の価格は考慮していません。
SUN砕砂の優れた品質
製品粒度(粗粒率)
SUNは粒度調整がカンタンなので、どのような種類の岩石を原料にしても、ワンパスで、コンクリート用砕砂に関するJIS規格粒度曲線のほぼ中央を通る一本砂(FM値2.7)が得られます。またその変動範囲も、FM値(粗粒率)にして±0.1程度*。希望どおりの砂を、安定的に生産できる、というわけです。
*JIS A 5005では、『砕砂の粗粒率は、製造業者と購入者が定めた粗粒率に対して±0.15の範囲のものでなければならない』とされています。



なお自在に粒度調整ができるため、一本砂狙いではなく、ブレンド用の細砂や粗砂を求められる場合でも、カンタンにご希望に合う砂を作り出すことが可能です。
結構、お客様の要望の製品粒度を自在にこなしてますね。粗めの砂から細かい砂まで、要望にあったものを作れますよ。
粒形(粒形判定実績率)
JIS規格(JIS A 5005 : 2009) | 54%以上 |
SUNによる砕砂 | 58%以上 |
粉砕による製品粒度調整と同時に整粒効果も発揮できるSUNだから、たとえワンパスでも*製品粒形は抜群です。
*何度も何度もリターンを繰り返すことで製品粒形を改善させる製砂設備もありますが、生産効率が悪く、何よりリターンを繰り返すことによって微粒分がさらに発生してしまうというデメリットがあります。SUNは『ワンパス』での整粒を実現します。

⇒ 偏平で角ばっている

⇒ 角がとれて立方体に近い


ずばり言って粒形が良い。
微粒分量(洗い試験で失われる量)
JIS規格(JIS A 5005 : 2009) | 9%以下 |
SUNによる砕砂 | 5%程度 |
SUNの粉砕および整粒過程で発生する微粒分(フィラー:0.074mm以下の粒子)量は、投入原料量のおよそ10%程度です。
乾式にしてこの微粒分発生量の少なさは驚異的なうえに、独自開発の優れた分級システムによって、最終製品における微粒分含有量5%程度を達成できます。

乾式で湿式の砂!?
湿式の砂にすることで、ストック状態での製品粒度を一定に保ちやすくなること、また生コン材料として混合する場合に必須の「表面乾燥飽水状態」に保って水分管理がしやすくなるといったメリットがあります。
しかし微粒分量が多い乾式砕砂に加水混合しようとすると、微粒分が”ダマ”になってしまい、むしろ生コン材料として悪影響を及ぼしかねません。
微粒分が少ないSUNの砕砂だからこそ、”乾式で湿式の砂”が可能なのです。

これからの問題はフィラーだよ。大変だよ、処理が。フィラーの発生量の少ない機械を選ぶべきだよ。そうそうこの機械のフィラー発生量は少ないよ。
SUNが選ばれる7つの理由
当社は、乾式製砂設備の国内トップシェアを誇っており、海外への導入実績も増やしています。
多くの方に選ばれているのは、理由があります。
1.イニシャルコストと電気代が安い
SUNは図に示すように、「”乾式”製砂機サンドリファイナー」と、そのサンドリファイナーに直結した独自の分級防塵装置とによって構成される、コンパクトでシンプルな”乾式”製砂ユニットです。
「”乾式”製砂機サンドリファイナー」は粉砕による製品の粒度調整および整粒を同時に行い、その際に発生する微粒分は分級防塵装置によって製品から除去される(しかも分級防塵装置がその名のとおり防塵の役割も担います)、というオールインワンのシステムなので、エアセパレーター、湿式分級設備、整粒機などの付帯設備は不要です。さらに、場合によっては、オーバーサイズをリターンするためのフルイさえも必要ありません(必要だとしても、小さな機種で十分です)。
よって、イニシャルコストを大幅に抑えることができます。さらに総電気容量も少ないので、電気代も節約*することができます。
*SUNの電気代は約50円/製品トンあたり、プラント全体としても約60円/製品トンあたり。
他社の製砂システムと比べて約半分のイニシャルコストで導入できたよ!
2.砕石ダストを、高価な砕砂に代えられる
SUNであれば、砕石ダストを原料として、高価な砕砂を生産することができます。
具体的な事例紹介
5mm以下の粒子の集合体であるという点では、確かに”砂サイズ”ではありますが、
JIS A 5005のコンクリート砕砂の粒度分布からは外れていました。
おそらく、日本で言うところの砕石ダストと思われます。
この【S3】を細骨材としてコンクリートを試験練りしたところ、
スランプ崩れでコンクリートは形成できませんでした。


ワンパスで、下記のとおりJIS規格に適合した砕砂(【S3’】)に改善できました。
適正範囲のスランプを得ることができました。


ふるい分けや微粒分除去だけで、砕石ダストを砕砂に生まれ変わらせることはできません!
砕石ダストは、そもそもJIS A 5005のコンクリート砕砂の粒度分布から外れているため、”スクリーンで粗い粒子をカット”したり、”分級設備で微粒分を除去”しただけでは、砕砂にはなりません。
粉砕、整粒、分級を一体処理できるSUNだからこそ、砕石ダストを砕砂に生まれ変わらせることができるのです。
3.不良在庫の粗骨材を、売れる砕砂に代えられる
SUNの最大投入塊は40mm*です。
*仕様によって、最大投入塊サイズは異なります。
そのため、もし在庫過剰で売れない粗骨材がある場合、それをSUNの原料にして売れる砕砂に生まれ変わらせることができます。
「砕砂があるから、粗骨材も一緒に買ってもらえる」ということもあるようです。


4.圧倒的な生産効率で、売上を最大化できる
SUNであれば、投入原料のほぼ全量が、ワンパスでJIS規格に適合する砕砂になります。また、微粒分発生量も10%程度なので、ロスも最小限です。よって、最短時間で最大量の製品を生産することができ、売上の最大化と最短期間での設備投資額回収が可能です。
SUN | 他社の乾式製砂プラント | ||
投入量(t/h) | (A) | 50 | 75 |
微粒分発生率 | (B) | 10% | 25% |
微粒分量(t/h) | (C)=(A)*(B) | 5 | 18.75 |
粉砕工程通過量(t/h) | (D)=(A)-(C) | 45 | 56.25 |
リターン率 | (E) | 5% | 40% |
リターン量(t/h) | (F)=(D)*(E) | 2.25 | 22.5 |
ワンパスで得られる製品量(t/h) | (G)=(D)-(F) | 42.75 | 33.75 |
ワンパスでの製品生産効率 | (H)=(G)/(A)*100 | 85.5% | 45% |
※投入量だけでは、設備の生産能力は判断できません。製砂設備導入ご検討の際には、必ず「ワンパスでの製品生産効率」をお確かめください。
(後工程のオーバーサイズをリターンするための)フルイの処理能力が足りないって言われたのを楽にこなしてる。なんで?破砕効率がすごいからほとんどオーバーサイズが発生しない?ふーん、これが破砕効率っていうものなの?ふーん。
※例えば、上記の表を例にすると、他社の乾式製砂プラントでは22.5t/hがリターンするのに対して、SUNでは2.25t/hしかリターンしません。よってSUNでのフルイの必要能力は、他社の乾式製砂プラントの1/10で足りるということであり、相当小型のもので十分ということです。
5.万全の耐磨耗・長寿命対策で、ランニングコストを節約できる
製品トンあたり消耗品コスト:およそ120円程度
SUNの心臓部である「”乾式”製砂機サンドリファイナー」の主要消耗部品には特殊耐磨耗材を採用しています。さらに各部品は小分割されていて磨耗が激しい部位だけを交換可能な経済性を考慮した構造としているため、製品トンあたり消耗品コスト*は平均的には120円程度と、ランニングコストの削減を実現します。
*他社では「原料投入トンあたりコスト」で示されている場合がありますが、これは生産効率が考慮されていないため実際の製品生産コストが把握できません(単純に投入量が多ければランニングコストは安い、という誤解を招くものであり、肝心の製品の生産コストを理解することができません)。圧倒的な生産効率に自信があるからこそ、当社は製品トンあたりコストで表示しています。
分級防塵装置については、長期間メンテナンスフリーでご利用いただけます。
当社のコストダウン要請によくここまでついてきてくれたと思う。でもまいった。値引きではなくて技術革新によるランニングコストの削減で応えてくるんだものな。目的はコストダウンできればいいんだから。消耗品の反発板にしても、昔の60倍寿命が延びたもんなぁ。嘘みたいだよ。これからもよろしく。
6.カンタン操作、簡単メンテナンス
カンタン操作
製品粒度の微調整は、下記3つの方法でカンタンかつ柔軟に調整できます。
- ハンマーの回転速度を変更する
- ロストルの目開きを変更する
- 分級防塵装置の風量を調整する
そのため、SUNを操作するのに専門的な知識や訓練は必要ありません。
結構、お客様の要望の製品粒度を自在にこなしてますね。粗めの砂から細かい砂まで、要望にあったものを作れますよ。
簡単メンテナンス
主要消耗部品を小型・軽量化しているため、メンテナンス作業は一般的な工具での手作業で短時間で行っていただくことができ、作業者の負担を最小化します。またレッカーのような高額な重機をメンテナンスのたびにご用意いただく必要がないため、事故発生リスクも軽減できます。
なお主要消耗部品の長寿命化対策により、特に「SUN-2150」をご利用の場合には、メンテナンス回数そのものを減らせて、操業停止期間を最小限にできます(製品生産量を最大化できます)。
(消耗部品が)軽い!他の部門から文句が出よるんや、お前ら楽しよるって・・・。
安全性は向上しました。なんせ消耗部品軽いもの。ハンマーなんて1kgでしょ?か弱い私でも楽に交換できるものね。
7.環境に優しい
“乾式”であること
SUNは”乾式”の製砂ユニットなので、湿式分級設備を必要とせず、汚水やヘドロを発生させません。
また、分級防塵装置が一体となったSUNからは、周囲への粉塵飛散もほぼありません。
低騒音、低振動
無負荷時の騒音値は約80dB強程度(1m地点にて、5m地点では75dB弱程度)と低騒音で、低振動です。
耳栓いらなくなったよ。こうやって普通に話してても聞こえるものね。
SUNについて
製砂方法
SUNにおける製砂方法は、
自然界で川砂が作られるプロセスを元にしています。
そのプロセスとは、
岩が川の上流から下流にながされていく間に、
川床の岩にぶつかったり石同士がぶつかるなどして粉砕および整粒され、同時に微粒分が洗い流されていくというもの。
つまり、
「粉砕による粒度調整」「整粒」「微粒分の除去」が流れの中で同時進行し、岩から砂が作られていきます。
SUNは、
「粉砕による粒度調整」「整粒」「微粒分の除去」を同時に行い、
ワンパスでJIS規格に適合する砕砂を生産することができます。
ユニット構成
SUNは、革新的な製砂用粉砕機である「”乾式”製砂機サンドリファイナー」と、そのサンドリファイナーに直結した独自の分級防塵装置とによって構成されます。
1.SUNにおける「”乾式”製砂機サンドリファイナー」の役割

「”乾式”製砂機サンドリファイナー」は、製砂を使命として開発した独自の乾式粉砕機です。
製砂を使命として生まれたため、ワンパスで投入原料のほぼ全量を一気に砂サイズへ粉砕できるのは当然のこととして、JIS規格の粒度曲線に沿った製品粒度で、JIS規格値を大幅に超える粒形の、まさに高品質な砕砂が、カンタンかつ安定的に生産できます。
2.SUNにおける「分級防塵装置」の役割
一般に、乾式製砂では、微粒分の除去が困難であると言われます。その理由は、まずそもそも微粒分量が多いこと、そして砂粒の表面に付着した微粒分は、湿式分級では強制的に洗い流せても、乾式分級では除去できないからです。
SUNにおいては、まず”乾式”製砂機サンドリファイナーが発生させる微粒分がごくわずかであるということ、そして分級防塵装置をサンドリファイナーに直結させることにより、砂粒と微粒分が”非付着状態(サンドリファイナーの粉砕室内で粒子が揉まれることによって、砂粒の表面が研磨され”、砂粒の表面に付着した微粒分が分離される)”のうちにフィラーを除去することを可能にしました。

なお、「分級防塵装置」の名のとおり、当該装置は分級(微粒分の除去)のみならず、周辺への粉塵飛散防止の役割も同時に果たします。
仕様
型式 | SUN-40V | SUN-2150 | ||||
製砂機型式 | NSR-40V | EXR-2150 | ||||
最大投入量(t/h)※1 | 40 | 50 | ||||
動力(Kw) | ~152.2 | |||||
ハンマー種別 | E | G/E | CSL | SH | C(40T) | |
最大投入塊(mm)※1 | 40 | 8 | 13 | 20 | ||
ロストル材質 | 原料サイズ:-13mm | 特殊耐磨耗鋳鉄 | ||||
原料サイズ:40-13mm | 特殊耐磨耗鋼 | |||||
外形寸法(mm)※2 | W5765×D8359×H8141 |
※1:原料の性質やロストル目開き等によって異なります。 ※2:仕様や外観は予告なく変更する場合があります。
加水混合ミキサー
一般的に、当社はSUNによる製砂プラントの最終工程で、製品を加水混合ミキサーに通すことをお勧めしています。
これは、微粒分を除去するのが目的ではなく、製品に水をなじませることが目的です。
製品に水をなじませることにより、乾式の砂が川砂のようになり、
- ストック状態での製品粒度を一定に保ちやすくなる
- 生コン材料としての配合時に水分管理がしやすくなる
というメリットがあるからです。
ただし、乾式の砂に加水できるのは、SUNによる砕砂が微粒分が少ないからこそです。
*微粒分の多い乾式砂に水をなじませると、微粒分がダマになり、むしろ生コン材料として不適切な状態になってしまいます。
最大処理能力(t/h) | 50 |
総電力量(kw) | 5.5 |
外寸(mm) | W5900×D3400×H3300 |
製砂プラント例

① | 原料ホッパー |
② | ベルトフィーダー |
③ | 磁選機 |
④ | 金属検出器 |
⑤ | “乾式”製砂ユニット SUN |
⑥ | 水平振動フルイ |
⑦ | 加水混合ミキサー |
プラント立ち上げの早さには、ちょっと驚いたな。